ISBN:4062649802 文庫 乙武 洋匡 講談社 2001/04 ¥540 「満開の桜に、やわらかな陽射し。やさしい1日だった…」。先天性四肢切断という「超個性的な姿で誕生」した日を、著者はそんな言葉で描写している。そして「生まれてきただけでビックリされるなんて、桃太郎とボクくらいのものだろう」という感想を書きつけた後で、1ヵ月後に行われた母との対面の様子を紹介する。そのとき母は単純に「かわいい」と言ったのだと――。
一見客観的な文体でつづられたこの「まえがき」は、ある意味で「神話」である。生後1ヵ月の子に確実な記憶などあるはずはないし、周囲にも何らかの単純化の配慮があったことが、容易にわかるからだ。

しかし、周囲の事情は問題ではない。大事なのは、「神話」によって培われた著者の強い自己肯定感覚の力である。「靴の代わりに車椅子に乗る」と言い、障害を個性としてとらえてやまない著者の芯の強さは、この自己肯定感覚なしには考えられないからだ。

本書につづられた著者のアイデンティティー獲得を巡る格闘は、明るく感動的で説得力に満ちている。障害は個性だという主張にも、多くの読者に受け入れられる普遍性があると思う(若者は、誰でも障害者と自己認識しているという言い方だって可能なのだから)。

しかし、と考える。「かわいい」と言ってくれない両親がいなかったらどうなるのか。世の中には、むしろそんな人の方が多いのではないのかと。この問題の解決は、むろん著者の課題ではないにしても。

免許合宿のときにブックオフで買ったんだけど、レヴュー書いてなかった。
最近電車の中でまた読んでいたんだけど、本当に乙武さんや御家族、
周りの友達はすごいと思う。
こういう風にすごいって言うのは彼にとって“変”なことかもしれないけれど、
やっぱり私はすごいとしか言えない。
五体満足であっても一生懸命自分のやれることをやってない自分。
表では前向きに前向きに・・・って言いつつも、
どこかで後ろ向きなことを考えてるし。
一時期大ブームになっていたけれど、私ってどこか天邪鬼なところがあるから、
ブームになってるときはその波に乗りたくないっていう気持ちがあって、
今更読んでみました( ´,_ゝ`)プッ

日本はどうだろうか。
欧米とは違い、日本人はほぼ単一民族として生きてきた。
すべてが同じであることが原則とされ、そこかれはみ出ることを極度に恐れる。
そして、はみ出た人間に対して持っているのは、差別や偏見。
このような社会では。障害者が受け入れられるのは難しいだろう。(一部抜粋)


日本人は『自分らしさ』っていうものがあまりないのかもね。
今まで学生として生きてきて、やはり多数の意見に反対するのは
大変というか、珍しいものを見るような目で見られた経験がある。
障害者に対しても偏見を持っている人が多い。自分も含めてそう思う。
キレイごとを言えば私は障害者に偏見を持っていないよ!!
って言うかもしれないけど、私は偏見を持っているし、
どこかでかわいそうだって思っていると思う。

この前バイト先に車椅子で少し知的障害を抱えてそうなお客様がいらした。
普通に接していたつもりだけど、果たして普通だったかな。
他のお客様とは別の態度を知らないうちにとっていたのではないかと思う。
まだまだ日本人はというか私は障害に関してその人の『特徴』と感じることはできないような気がする。
ちっちゃい人間だな〜。。。

でも、この本を読んで少しは考え方が変わったというか、こういう考え方もあるんだって気づいたから変わろうと思えば少しずつでも変われるって思ってる。
ま〜、私だって21年間培ってきたこの性格だし、なかなか変えようと思っても変えられるものではないでしょう。
でも、努力すれば微々たるものであっても変わると思う。

この本を読んで本当によかったと思う。
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日記のデザインを3種類変えられるみたいだったから早速やってみたんだけど、
なんだかしっくりこなかったので、このままでやっていきますわ。
なんかさ〜、なんでも慣れだな〜って思ったね。
←のメニューが→にきてるとかゆくてたまらなかった( ´,_ゝ`)プッ
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くぅちゃん、ねたろさん、あびコアラン玉子やこさんに秘密メモあります。

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