お喋りマシン(京都・奈良放浪記三日目-4)
※YHで八つ橋作りを楽しんでいる様子。

広隆寺を後にしてYHへ戻ろうとチャリをこぎはじめる。
だいたいここらへんだから、こっち行けばいいやと適当に北上。
北上っていえば、京都の住所って上ルとか下ルとかありますよね。
碁盤目状になっているから慣れたらとってもわかりやすい表現らしいです。
ついでに言うと、でっかい交差点っていうのは大通りと大通りがぶつかったところにできていて、名前も通りと通りが組み合わさってるらしいです。
だから、交差点とかで名前見るだけでどこにいるか大抵わかるそうですよ。
京都マニアだから、最近ちょっとわかるようになってきたけどやっぱりでっかい通りしかわからないわ。
烏丸通りが一番初めに覚えた通りです。
なんせ地下鉄通ってるしね。

日焼けが痛すぎたので近くにあったドラッグストアに行く。
ベビーオイル?だっけ?あれを買って、ついでに雪肌精のちっちゃいお試しボトルを買う。
んでもってコンビニで1リットルのお茶を買って帰る。
適当に北上してたら着くと思ってたのに意外と迷ってしまった。
でも、YHに着いて手続きを済ませると一番早く出て、一番遅く帰ってきたようでした。
スタッフの兄ちゃんはコトーじゃなくて、のぺっとした人だった。
「一番長かったんですねーどこらへん回りはったんですか?」

「嵯峨野・嵐山っすねー。移動時間をあんまり考えることなく、
 ゆっくり観れたのですっごくよかったです〜♪」


「じゃー、今夜は語りモードっすねー。」

「そうですね^^昨日はすっごく楽しかったので今日も楽しみたいです♪」

ってちょっと会話して部屋に向かう。
もう、他の人来てるかもしれないから、ちゃんとノックしなきゃなー・・・。
とかいろいろ考え、胸を高鳴らせてドアを開く。



・・・。



朝、出て行ったときのまんまでした。
ってことで今日はあたし1人かもしれないってせつなくなりながら、
風呂へと向かいました。
そして、また2時間近く風呂に入り浸っていた。
ミエケンも学校行くって言ってたから戻ってこないだろうな。
とかいろいろ考えながら今日の疲れを癒す。
いや〜おっきいお風呂は最高ですね。
顔が真っ赤になりながらも・・・って日焼けで元々真っ赤だけど。
気持ちがいいものです。
まー、自分のうちのお風呂みたいに足が伸ばせなくて体育座り状態→『&』になっていてもお風呂は大好きです。
溺れていると思われてもお風呂は大好きです。
とにかくお風呂は大好きです。
 
 
 
髪の毛ぼさぼさになりながら部屋に戻ってみるものの、やっぱり誰もいない。
長風呂しすぎたせいか、食堂に行っても1人しかいなかった。
1人ずつで食べるのも変だから、
「すみませーん。ここいいですか〜?」
って聞いてみると、ちょっと年上かなって女性は笑顔で
「あ、どうぞどうぞ〜♪」
って応えてくれた。

その女性も東京から来ていて夜行列車で京都へ来たらしい。
どんなところまわったとかいろいろ話をしていて、盛り上がる。
食べ終わってからちょっとコーヒーでも飲みながらまた放しましょうって言ってたら、YH企画の『八つ橋づくり』が始まった。
単にあたしらはコーヒーを取りに行っただけなのに、開始前からやる気マンマンでフライング気味の客のように思われたらしい。
でも、誰も参加者がいなそうなので二人でアホみたいに
参加しまーすしまーす
とか言ってた。


20時になって八つ橋作り講座開始。
熊本出身だという20歳の女の子も加わり、YHスタッフ2人とあたしら3人の5人で上新粉だとかなんとかを混ぜてこねる。
レシピももらったけど、書くのはめんどくさいので省略します。
でも、八つ橋があんなにお手軽で簡単にできるなんて思いませんでした。
八つ橋が出来上がって、お茶しながらもぐもぐ。
どこらへんから参加したのか不明だけど、気がつけば八つ橋隊は総勢8人になっていた。

京都に関する話もあったけど、地元の話、何で京都にいるのかとか、
普段は何をやってるのかとかでいろいろ盛り上がる。
途中でオタクっぽい男性が参加。
遠い席だったのに、だんだん近寄ってきて気がつけばあたしの目の前に座ってた。
でも、あたしの苦手な雰囲気を醸し出していたのであんまり喋りかけることができなかった。
他の子たちも困っているのがよくわかる。
ってことで、一回解散ってことになった。

 
 

部屋に戻ったら既に22時半くらい。
祗園・6号室に戻ろうとすると、廊下で変な声が・・・
「にっちゃぁぁぁん!!どこいっとったんや〜?
 なんか、昨日のメンバーと全く違う感じの人ばっかで
 淋しかったわー。」

ってミエケン登場。
ってか、やっぱりうちの部屋に来たのか(笑)
ミエケンの話によると、すっげぇ静かそうな人が3人とおばちゃんひとりがいたそうな。
とりあえず、部屋に入ってみるとミエケンの言うとおりだった。
ありきたりな話過ぎて、何を話したのか正直覚えていないけれど、
昨日のメンバーと違ってあたしを中心としてあたしとAさん、あたしとBさん、
あたしとCさんって会話は成り立つけど、CさんからAさん、
AさんからBさんとあたしとかそういったベクトルはなくて
おしゃべりマシンと言われるあたしでも少々しんどかった。
23時にはみんな寝ると言い出したので、寝られないあたしはまた食堂に戻る。
そうしたら、さっきのメンバーみんないた。
ただ、あの男性がいるのが正直しんどかったようで帰ったと見せかけて
また戻ってきた感じ。
アホな話でみんなで盛り上がっていて、酒でも呑みましょうかって話になった。
みんな1本飲んで戻りますとか言ってたけど、あたしと横浜から来ていたJ子は3〜4本調子こいて飲んでいた。
19歳で初めて京都に来ましたという千葉市出身のA弓はオレンジジュース。
「私アルコールさっぱりダメなんですぅ〜」
って・・・。
あたしにもそんな時代あったな〜ってしみじみ思った。
こんなに飲んだくれてるあたしですが、高校時代はカクテル一口でデロデロになっていたくらい弱かったのです。
今じゃ・・・。(略)
あたしもかわいいカクテル一杯で
「酔っちゃったぁ〜♪」
なんて言ってみたいですね。
A弓が明日回るところを考えているときに、
「J子さん、みづきさんは行ったことありますか〜??」
って聞いてくることが多かったんだけど、J子は
「あそこは微妙だった。」
「あそこは拝観料が無駄だった。」

とかいろいろ自分の感想を言う。
そして、A弓が行きたいな〜って思ってるところを全部聞いて、全部ダメだしをしていた。
あたしはそれを聞いていて、腹が立った。
「でも、初めてだったら行ってみるだけでもいいんじゃん?」
って適当に言ってたけど、本当はJ子ぶっ飛ばしてやりたかった。
短気ですね、ハイ。
だって、人の感性ってそれぞれじゃない?
同じ学科で歴史を学んでいる友達とでも一緒に見てるのはあまりおもしろくなかったってこともあるくらいだからさ。

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