ノドがカラカラ。(京都・奈良放浪記三日目−5)

※更に八つ橋作り中。
　
　

余計な感想はいらないと思ってた。
だから、文句言ってやりたかったけど、J子がトイレに向かっているときに
「あたしやJ子が行って感じることとA弓が行って感じることは違うでしょう？
　だから、直感で行きたいって思ったところに行くのが一番だと思うよ。
　J子が感じることがその場所のすべてじゃないからさ。
　A弓が行きたいところに行くのが一番よ。」
って言った。
「さっき、J子さんの話を聞いていたら、どこへ行けばいいのか
　正直言うと解らなくなりましたよ。
　でも、みづきさんにそう言ってもらえて安心しました。
　明日は行きたいところをメインに行きますね♪」
と彼女は笑顔を見せた。

　

何に対しても、初めての人は不安になる。
それに、どうせ行くならいいところにいきたいと思うのが人間でしょう。
だけど、10人が10人同じ感想なわけないじゃん？
修学旅行って遊び半分の旅行だったとしても、感じるものは人それぞれ。
それを自分の意見を相手に押し付けて、ここはダメだとかココは行く価値ないとか相手に行かせるのをやめさせるのはどうでしょう？
おかしいと思った。
年上で、何回も京都に来ているJ子。
あたしもそうだけど、同じ場所でも行くたびに違った感情がこみ上げることだってある。
J子はアホなところとかが似ていて楽しいと思ったけど、関東に戻ってまであったりしたいとは思えなかった。
同じ大学とかにいても、絶対一緒に行動したくないタイプだった。

　
　
同じ大学で思い出したけど、外で飲んでいた男性陣の中に同じ学校の人がいた。
全く知らなかったけど、あたしは相手に知られていてちょっと気持ち悪かった。
ってか、どこで知り合ったのか聞けばよかったな＾＾；
知り合ったじゃなくて、『知った』だわ。
もうちょっと、周りの人を気にした方がいいなと思った。
なんせ、飲み会で初対面だと思っていた人に初対面じゃないと言われ、
「じゃーあんた誰？」
って言ったくらいですからね。
ひとりでいるときも、もうちょっと周りをみようと思った。
電車の中で誰かと遭遇してもあたし気付かないからね＾＾；

そんなこんなで部屋に戻ったのは多分3時半くらいだったと思う。