それでもボクはやってない。を見た
2013年5月11日 いつもの コメント (2)
ANNA/NANAさんともコメントのやりとりをして、気になってしまいDVDを借りてきた。
『それでもボクはやってない』
正直、終わり方がもやもやの残るものでした。
冤罪だろうと実際に痴漢をしていようと警察で事情聴取をするときはやったと決めつけられての取り調べになるという現実。
罪を認めたら午前中に拘留されても午後に保釈?されてすぐに出られるらしいこと。
否認し続けると取り調べやらなんやらで数週間拘置所生活になり、裁判になったとしても無罪獲得率は3%という。
無罪を主張していても、やっていないという潔白を証明するような証拠、証人が存在しなければほぼ有罪。
裁判を長期化させた挙句、有罪となるくらいならお金を払って示談にしたほうがよいという裁判官まで映画では出てくる。
なんか、いろんな意味でもやっとしたり、考えさせられる映画だった。
実際に痴漢をする人がいる、される人がいる。
間違われる人もいれば、おとしめる人もいる。
それが現実なんだって。
泣き寝入りする女性やその経験がトラウマで通勤電車に乗れなくなる女性もいたりするらしい。
でも、冤罪で人生が狂う人もいるんだっていうのがわかった映画。
以下、映画の感想を列挙。
・警察の取り調べがずさん。
・駅員の仕事は被害者と加害者(と思わしき人)を警察に引き渡すだけ
事情は駅員室で聞くと言われるが、実際は引き渡しがメインなのでほかは知らないという見解。
・被害者の供述のほうが加害者の供述よりも重く扱われ、加害者の供述は調書では
被害者に都合のいいように書き換えられたり、訂正を求めても訂正してもらえなかったり。
・保釈金に200万近くかかるとか。
・裁判をするにあたり、家宅捜索もされてアダルトビデオや雑誌で痴漢モノがあると
そういった趣味が元々あったのだろうと決めつけられたり。
・裁判官も法に基づいて人を裁いているが、結局は人間なので先入観や偏見を持って裁くことも多々。
映画中の小向・・・じゃでかい乳のおばさんだな。
小日向文世は、とても嫌な感じの裁判官だった。
・真実は神のみぞ知るというのは、誤りで本人が一番よくわかっていること。
なんかとにかくすっきりしない映画だったけど、最後のセリフがとても重かった。
平気でうそをつく人間や陥れる人間が存在する限り、冤罪はなくならないかもしれないけれど、
そういった被害を受ける人が少なくなればいいなと思った。
もし、自分が当事者にならなくても、無実を証言できる立場になるなら、協力していきたいと思った。
*** 追記 ***************
参考になる記事があったので添付します。
リンクが切れてしまうこともあると思うので、そのままコピペさせていただきました。
『それでもボクはやってない』
正直、終わり方がもやもやの残るものでした。
冤罪だろうと実際に痴漢をしていようと警察で事情聴取をするときはやったと決めつけられての取り調べになるという現実。
罪を認めたら午前中に拘留されても午後に保釈?されてすぐに出られるらしいこと。
否認し続けると取り調べやらなんやらで数週間拘置所生活になり、裁判になったとしても無罪獲得率は3%という。
無罪を主張していても、やっていないという潔白を証明するような証拠、証人が存在しなければほぼ有罪。
裁判を長期化させた挙句、有罪となるくらいならお金を払って示談にしたほうがよいという裁判官まで映画では出てくる。
なんか、いろんな意味でもやっとしたり、考えさせられる映画だった。
実際に痴漢をする人がいる、される人がいる。
間違われる人もいれば、おとしめる人もいる。
それが現実なんだって。
泣き寝入りする女性やその経験がトラウマで通勤電車に乗れなくなる女性もいたりするらしい。
でも、冤罪で人生が狂う人もいるんだっていうのがわかった映画。
以下、映画の感想を列挙。
・警察の取り調べがずさん。
・駅員の仕事は被害者と加害者(と思わしき人)を警察に引き渡すだけ
事情は駅員室で聞くと言われるが、実際は引き渡しがメインなのでほかは知らないという見解。
・被害者の供述のほうが加害者の供述よりも重く扱われ、加害者の供述は調書では
被害者に都合のいいように書き換えられたり、訂正を求めても訂正してもらえなかったり。
・保釈金に200万近くかかるとか。
・裁判をするにあたり、家宅捜索もされてアダルトビデオや雑誌で痴漢モノがあると
そういった趣味が元々あったのだろうと決めつけられたり。
・裁判官も法に基づいて人を裁いているが、結局は人間なので先入観や偏見を持って裁くことも多々。
映画中の小向・・・じゃでかい乳のおばさんだな。
小日向文世は、とても嫌な感じの裁判官だった。
・真実は神のみぞ知るというのは、誤りで本人が一番よくわかっていること。
なんかとにかくすっきりしない映画だったけど、最後のセリフがとても重かった。
平気でうそをつく人間や陥れる人間が存在する限り、冤罪はなくならないかもしれないけれど、
そういった被害を受ける人が少なくなればいいなと思った。
もし、自分が当事者にならなくても、無実を証言できる立場になるなら、協力していきたいと思った。
*** 追記 ***************
参考になる記事があったので添付します。
リンクが切れてしまうこともあると思うので、そのままコピペさせていただきました。
人ごとではない痴漢冤罪(えんざい)を防ぐには?(マイナビニュース)
http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2012/07/post_1958.html
『それでもボクはやってない』という痴漢冤罪(えんざい)をテーマにした映画が話題になりましたが、ぞっとした男性の方も多かったのではないでしょうか。
決して他人事ではない痴漢冤罪(えんざい)、もし疑いをかけられたら……?
冤罪(えんざい)事件について取材をしているジャーナリスト、粟野仁雄さんの著書『「この人、痴漢!」と言われたら』(中央公論新社)から、冤罪(えんざい)被害を最小限に抑える方法をご紹介します。
■駅事務室に行かずホームで話し合う
駅員や女性に連れられて駅事務室に行っただけで、「現行犯逮捕」になってしまいます。
現行犯の場合、「私人逮捕」と言って、普通の人でも逮捕できるからです。
また、女性と話し合おうと思っても、被害者を守るためということで別々にされるので、女性本人と話し合う場はホームしかありません。
事務室に行ってはいけないからと言って、逃げるのもNG。
女性が騒いで周囲の人に取り押さえられでもしたら不利になります。
■あわてず騒がず、堂々と連絡先を教える
「私ではないので人違いでしょう。今は急いでいますが、逃げも隠れもしないので、何かあればここに連絡してください」と言って、名刺を渡して立ち去るのがベスト。
名刺がなければ免許証などの身分証明書を見せるか、名前・電話番号・住所を教えましょう。
これで少なくとも現行犯逮捕ではなくなるので、警察は、令状請求をしなくては逮捕できません。
もし女性が言い分をまるで聞かないようなら、「間違っていたら、虚偽告訴罪で訴えますよ」と、法律用語を使って言うのが効果的。
女性も冷静になります。
駅員が来ても、「女性の勘違いです。事務室に行くと私人逮捕になるので拒否します。あなたは私が痴漢をしたと確認したのですか」とキッパリ断りましょう。
■会社や家族に連絡を入れる
それでも、運悪くすぐに警察官が来て連れて行かれてしまうこともありえます。
留置される時には携帯電話を取り上げられてしまうので、その前に会社や家族に連絡しましょう。
記憶が新しいうちに、周囲にキッチリと状況を伝えておくことは、裁判になった場合に役に立ちます。
また家族は、たとえ冗談でも、相手が警察官ではなくても、「あの人はスケベだから」などと言ってはいけません。
どこから刑事や検事の耳に入るか分からないからです。
■不確かなことは絶対に言わない
逮捕されたら、警察官による取り調べを受けることになります。
そのとき重要なのは、「時系列をハッキリさせ、不明確なことは話さない」こと。
被害を訴える女性側の証言は、矛盾があったとしても「恐怖でパニックになっていたため」となりますが、男性側はそうはいきません。
単なる記憶違いでも、供述に事実と矛盾する点があれば致命的になります。
焦ってペラペラとしゃべるのは、絶対にダメ!
供述調書も必ず確認し、納得いかないことがあれば署名してはいけません。
■もしも留置場に入れられたら
万一、逮捕・留置が避けられなければ、留置場ではおとなしく過ごすのがポイント。
つまらないことで盾突いても、悪い印象を与えるだけです。
不当な扱いを受けたら、弁護人を通じて改善を要求します。
また、同房の人には、世間話以上のことは何も話さないこと。
警察が、同房者を通じて情報を得ようとすることもあります。
もし何か聞かれても、事件については一切口にしないほうがいいでしょう。
■裁判になったら「人違い」と主張する
「どう考えても、女のでっちあげだろう」というときも、「人違いです」と主張するのがベストです。
よほどの証拠があれば別ですが、「女性が嘘をついた」となると、検察のメンツは丸つぶれになり、上訴される可能性も高くなります。
「女性が人違いをしてしまった」という主張は裁判官にも逃げ道になります。
また、「真犯人は誰々だ」ということも、証拠がない限り言ってはいけません。
「なんとか別人を真犯人に仕立て上げようとしている」と見なされることがあります。
――いかがでしたでしょうか。
一般的な刑事裁判では、「推定無罪」が大原則。
検察側が有罪を立証しなければいけません。
しかし痴漢裁判は現状まったくの逆になっていて、被告人が無罪を立証しなければいけない難しいものです。
疑われないようにしておくことも大事ですが、万一の時は、ぜひこれらのことを思い出してください。
(文/島田彩子)
粟野仁雄(あわの・まさお)
元共同通信社記者のジャーナリスト。現場第一をモットーに、社会問題を中心に雑誌などに執筆活動を行う。 『「この人、痴漢10+ 件!」と言われたら 冤罪10+ 件(えんざい)はある日突然あなたを襲う』(2009年/中央公論新社)では、痴漢をはじめとした性犯罪だけでなく、交通事故、殺人などの冤罪10+ 件(えんざい)事件の実例を紹介しながら、警察・検察・裁判官・弁護士・メディアの問題点にも言及。
コメント
誰かも言ってたかもしれないけど、やってない証拠なんてあるわけないじゃん!ってかんじ?だってやってないんだもん!
いい映画だけど長いし虚しいし最後どーーんってなりますよね。
加瀬くんの代表作だなーこれは。
最近彼あんま見ないけどいい役者さんですよね。
私は「それでもパパはやってない」が見たいですがw
小日向おじさんが一番腹立ちました!
あと、やっぱり傍聴席を満席にして興味関心があるって裁判官の心証に影響を与えるっていっても、痴漢しました宣伝みたいになって本人は気が気じゃないよな~って思いました。
下着の繊維鑑定っていう話題も出てましたけど、あれは脅しに近いものかなって思ったり。
よく殺人事件の被害者が犯人をひっかいたら爪に皮膚が付着してるとかいろいろあるけど、ただ触っているだけじゃそういうのもないだろうし。
なんなら、痴漢されてる最中にひっかいて爪に犯人の皮膚残してDNA鑑定って手もあるのかなって今思いました。
でも、犯人間違えていたなら鑑定料とかも全部自分持ちになるのかな。
駅員室に入ってはいけない!
って前回の日記で書いたけど、じゃーどう対応すればいいんだ?って今自問自答。
ネット検索してたら、記事発見したので本文に追記しておきます~♪
「それでもパパはやっていない」は、水谷さんがパパだったけど、途中でチャンネル替えられちゃって全部見てないので私ももう一回ちゃんと見たいです。
具体的なデータも要所要所で出ていたので結構、ドキュメンタリーに近い感じでした(たぶん)